
2011年03月05日
pteron / 心翼

2011年2月27日(日)23:00〜
瞑想のシム pteron の KYKLOS レイヤーで Rulie Cisse さんの即興ライヴパフォーマンスが行われました。
日頃は耳に馴染みのいい音楽で観客を癒したり楽しませてくれる Rulie さん。
でも、この日はご自分と向き合い、徹底的にのめりこんでの演奏でした。
pteron での演奏が決まってからるぅさんの中でふつふつとたぎるものがあるのを感じてはいましたが、本番までそれほど時間があったわけでもありません。
るぅさんがどのように pteron と向きあうのか楽しみでもありました……が!
想像以上にとてつもない人でした^^;
開演時間となって鍵盤に最初の指が触れた瞬間から、ラストまで一気に怒濤のように音が洪水となって溢れ出します。
事前にテーマやモチーフは考えていたのでしょうが、これだけの大作を即興で弾くなんて!
しかもまったく隙がない^^;
pteron の静寂の中、るぅさんのピアノの音が響き渡ります。
シムの隅々まで振るわせるような、魂の響きです。
緊張とカタルシス、そしてこころの物語を音で表現してくれました。
この映像では、pteron 組曲(4楽章)+ボーナスチューン2曲の中から
組曲第4楽章の「外界との融合」を選ばせていただきました。
このパートが一番判りやすく「川の流れ」を表現されているからです。
事前にるぅさんご本人、pteron SIM オーナーの kei さんにご了承をいただき撮影したのですが、これがまたとんでもないシムなんです……。
スケールの大きさや丁寧な作りこみはもちろんですが、なんと言っても特筆すべきはその「精神世界」。
心象風景(invisible sight)をここまでよくぞ実体化(visible sight)できたものだと思います。
種・波動・流れ・輪廻……そして飛翔
るぅさんの音は見事にその姿を音として描ききってくれました。
私はというと、なんとしてもこの素晴らしいコラボレーションを残したい……その一念です。
撮影素材は実に80本。
その中から音の展開に合わせて映像を抜き出して繋いでいきます。
出だし(源流域)は比較的スムーズに決まっていきました。
平行してタイトル部分も作り始めたのですが、このパートは結局後半に来たところで、全部バラバラにして改めて組み上げることになってしまいましたw
問題は中流域。
このあたりでるぅさんに覆いかぶさるようにして、キース・ジャレットさんが降りてきていますw
あのケルン・コンサートを彷彿とさせるような鳥肌もののインプロヴィゼイション。
キースさんが唸りながらるぅさんの指を奔らせています。
同時に私に
「この音に絵をつけられるかい?」
と聞いてきます。
この1分ほどを繋ぐのに10数時間を費やしました^^;
その山を乗り越えると川は壮大なスケールとなって外界(外海)との融合を目指していきます。
汽水域での荘厳ともいえる音の奔りは言葉に表せないほどです。
(このパートの音に当てる絵がなくて、結局追加撮影となったのでありました^^;)
エンディングなのだけれど、to be continued な終わり方……
Rulie Cisse さんの pteron との対峙は、始まったばかりなのでしょう。
次回はどこを目指して「飛翔」していくのでしょうか。
楽しみでもあり、恐ろしくもありますw
恐るべし pteron
SL にこんな超絶世界があったとは……
※このシムは瞑想のために訪れる方が少なくありませんので、お訪ねする場合はみなさんのお邪魔にならないようマナーをお守りください^^
この映像は、Rulie Cisse さんご本人を始め関係者のみなさんにご了承をいただいたうえ制作させていただいたものです。
この作品を、pteron の素敵な妖精さんに捧げます^^

Posted by なつ at 21:09│Comments(0)